初代 GJ1/2型(2005 - 2010年)
オルティアの発売終了以降 ホンダに該当する車種がなかった5ナンバーサイズのコンパクトステーションワゴンとして、2005年4月に登場した。初代フィットのシャーシをベースにした燃料タンクを車体中央に配したセンタータンクレイアウトにより、後席及び荷室の空間に余裕がある。低床であるため荷物の積み下ろしが容易であり、後席を倒す際は座面ごと下に沈んで荷室床をほぼ水平に出来るなど、ステーションワゴンとしての使い勝手は優れた車である。
特徴は、流麗なフォルムと前席頭上から後席まで広がる「スカイルーフ」で、いつでも青空や星空が見え、開放感が味わえるようになっている。スカイルーフは、プライバシーガラスと熱線吸収UVカットガラスの合わせガラスを採用している。同社のフィットがベースで、ホイールベースを100mm延長している。スカイルーフはガラス部分の面積が非常に大きいが、ガラス部分を囲むルーフ部のフレームやテールゲート開口部を囲むフレームなどは閉断面化されており、剛性及び衝突安全性を確保している。ちなみにメーカーの衝突実験においては50km/h以上で側面衝突を受けてもスカイルーフのガラスは1度も割れなかった。スカイルーフのないノーマルルーフも存在する。ドアミラーはデザイン上の理由から、S2000用のものが流用されている。
オルティアの姉妹車であったパートナー(ライトバン)の2代目はエアウェイブがベースとなっているため、オルティアの後継車と思われがちだが、シビックベースだったオルティアと比べ1ランク下の車格にあたるため、実質的には異なるシリーズの車である。
2010年8月末で生産終了した。同時に、エアウエイブがベースとなっているライトバンのパートナーも生産終了となる。