2代目 AB/BA1型(1982-1987年)
3代目 BA4/5/7型(1987-1991年)
4代目 BA8/9/BB1/4型(1991-1996年)
5代目 BB5/6/7/8型(1996-2001年)
1996年11月7日に登場。コンセプトは3代目までの路線に戻され、スペシャリティクーペとして居住性の向上が計られた。外見の特徴としては縦型に伸びるヘッドライトが特徴。インパネは先代のバイザーレスの近未来的デザインから、従来タイプなものに戻された。サンルーフもオプションながら、3代目以来のガラスサンルーフが復活した。
イメージカラーはアイスバーグシルバーメタリックに、カブロンという名称の合成皮革をシートに使用した赤と黒ツートーンの内装を「Si」及び「SiR」にオプション設定。車体色により、黒一色のカブロンを採用した内装も選択できる(その後のマイナーチェンジで「Si」では廃止され、「SiR」のみとなった。)。
後期型からは本皮シートもTYPE-Sのみに設定され、他のグレードのシート柄が変更された。TYPE-Sや後期型で新設されたSIR
S-specではPRELUDEの刺繍がとれたシートとなり、サイドはカブロンだが(前期)エクセーヌからスウェードタッチファブリックと名称が変更され、シート地も若干変更された。
日本国外仕様ではベージュ内装やクルーズコントロールの設定がありサイドマーカーの位置も地域で異なっている。オートエアコン、Frフォグランプ、リアワイパーを持つのは基本的に日本仕様だけである。
日本ではアフターパーツが少なく、中でもホンダアクセスや無限の品が人気、海外では豊富にあり、4連スロットル化やターボもキット化されている。
プラットフォームはインスパイア(直列5気筒用)やアコードのものを流用することが検討されたが、先代と同じくプレリュード専用のプラットフォームが用いられた[1]。
エンジンは先代を継承したが、スポーツグレードの「Type S」と「SiR S
spec」とでは、ピストンの形状や高圧縮化により220PSに出力向上された(ヘッドカバーの色も黒から赤となる)。加えて、「Type S」には新開発の ATTS(Active Torque Transfer
System、左右駆動力分配システム)を装着し、これはのちにSH-AWDに発展した、後期型では制御方法が変更された。「SiR S
spec」には ビスカスLSDが標準で設定された(前期ではOP設定(MT)のみ)。4WSも先代の6度から8度に変更された。その他のAT仕様には、新開発のシーケンシャルモード付き4速AT(Sマチック)が初搭載された。2001年4月、インテグラのフルモデルチェンジに伴い、インテグラに統合という形で販売を終了した。