2009年
12月16日、フルモデルチェンジし同日より販売開始。月間販売目標は7000台と発表されている。
ボディーは鋼板の板厚の見直しと
高張力鋼板の使用範囲を拡大したことで、剛性を高めながら軽量化を行い、空力性能に配慮された形状となり、ホイールベースは2,400mmに拡大。エンジンは先代のK6A型に5代目以来となるVVTを搭載。さらに、
インテークマニホールドの変更などにより吸気効率を高め、燃費を向上した。また、5代目のリーンバーンエンジン仕様以来となるCVT車が設定されたが、CVTは
パレットで採用されている
ジヤトコ製の副変速機構付CVTを採用。
トルクコンバータ式AT車は全車が4速ATとなり、20.0 -
22.6km/Lの低燃費を実現し、環境対応車普及促進税制対象グレードが全グレード・全仕様に拡大。さらにはバン「VP」も「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」を新たに取得した為、環境対応車普及促進税制対象グレードになった。フロントデザインはより丸みを帯び、ウィンカーは
紡錘形ヘッドランプの上方に移動。インパネも全体に丸みを帯びたフォルムとなり、横基調のデザインを取り入れた。また、「F」以上のグレードに標準装備されるCDプレイヤーはインパネ中心部にあわせた専用デザインとなり、販売店装着アクセサリーの
iPod/
USB接続ユニットを設定。また、大型スピードメーターは文字盤・燃料計・計器類の背景を白地にした他、オド・トリップメーターには瞬間燃費・平均燃費・渡航可能距離を表示する機能が加えられた。グレード体系も一部変更となり、従来の「G
II」に相当する「F」を追加すると共に、最上級グレードの「X」を再設定。特に「X」はアルトでは初採用となるキーレスプッシュスタートシステムや
イモビライザーが装備された。トランスミッションはグレードにより5MT/4AT/CVTの3種類を設定。ボディカラーは新色の「シャイニーグリーンメタリック」を含む6色を用意。OEM車種のキャロルはアルトがフルモデルチェンジした翌日の12月17日にフルモデルチェンジされたが、ピノは旧型のまま販売が続行され、翌年1月に廃止となった。