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         【三菱】


    【タウンボックスワイド】       

         
     Mitsubishi Townboxwide.JPG

パジェロJr.トッポBJワイドと共通の4A31型4気筒SOHC16バルブエンジンを搭載して1100ccとし、樹脂製大型バンパーやオーバーフェンダーを装備して小型乗用車登録として1999年6月に登場した小型ワンボックスカー。ラインナップは1グレードのみで、2WD(後輪駆動)とフルタイム4WDが用意されていた。
座席は3列シートで定員は6人であるが、サードシートはタウンボックスのラゲッジスペースに後付けされた形で装備されており、折りたたんでサイドパネルに格納可能とした補助席(エマージェンシーシート)のような構造であった。このため実際には4+2である。
オーバーフェンダーを採用しアクの強い顔や補助席のような小振りの3列目シートはユーザーに敬遠されダイハツ・アトレー7発売後は三菱リコール隠しも手伝って販売台数が月間100台以下と低迷した。
2000年末にタウンボックスと同時にマイナーチェンジが実施され不評だったサイドブレーキのセンター配置などが行なわれたが、販売台数回復となるグレード追加やフロントフェイス変更など商品強化は一切行なわれなかった。
スズキ・エブリイプラスダイハツ・アトレー7といった新規格軽自動車ベースのリッタークラスのワンボックスカーの先駆だったが、三菱の経営再建を理由に2001年5月に生産中止となり、ライバル2車よりも短い製造期間に終わった。2年間の販売台数は約3,450台。

    

      

   


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