【デリカ】
2005年10月、東京モーターショーにて、アウトランダーや7代目ランサー/ギャランフォルティスの三菱・GSプラットフォームをベースにしたコンセプトカー『Concept-D:5』が公開された。 2006年10月30日、車名を「デリカD:5」にすることを発表。「D:5」はデリカの5代目を意味する。 2007年1月12日、東京オートサロンに市販モデル出展。 2007年1月31日、販売開始。目標月間販売台数は2300台と発表されている。この時点では4WDのみ。哺乳類の肋骨の様な4つの環状型の骨格構造(リブボーンフレーム)と、アンダーボディには大型のクロスメンバー(剛性補強部品)と低床設計を採用。リブボーンフレームは、三菱のルーツでもある航空機の設計が元となっている[1]。自動車アセスメントの衝突安全性能試験総合評価は最高6スター(★★★★★★)。従来モデルよりも乗車位置を低くしたことや、オンロード/ダート向けのサスセッティングにしたことで、従来モデルで懸念されることのあった横揺れを軽減した。従来モデルより全高とステップ高が大幅に低くなっているが、最低地上高は逆に高くなっている。アウトランダーの三菱・GSプラットフォームを採用し、FFベースに一新された。搭載されるエンジンは、4B12型2.4L直4エンジン。トランスミッションは全車CVT(INVECS-III)となった。Mを除く全車にパドルシフトを装備。他メーカーミニバンの売れ行きを参考に従来モデルよりも小さな2.4Lモデルのみとしたとされるが、三菱が誇るMIVECを搭載したことやボディの軽量化により加速性能に優れる。デリカのアイデンティティーである悪路走破性能を強調するため、発売当初はすべて4WD(AWC)だった。タイヤは大径「マッド&スノー」。また、アクティブコーナリングライト(コーナリング方向にヘッドライト照射)を装備