三菱を代表するオフロード4WDのパジェロが上級志向を強めていく中で、4WDの入門モデル的な位置づけのクルマとして1996年7月に発売されたのがチャレンジャーだ。パジェロを持たないカープラザ店の専用モデルであり、トラックベースの4WDであるハイラックスサーフやテラノのライバル車となる存在だ。 ただ4WDシステムはパジェロと同じスーパーセレクト4WDを採用するなど、車格と価格以外はパジェロとあまり違わない印象もある。開発者の意図はオフロードも走れるステーションワゴンという点にあったようだが、この意図は必ずしも素直に伝わっていない面がある。 デビューした当初はV型6気筒3000ccのガソリンエンジンや2800ccのインタークーラー付きディーゼルターボなどを搭載したが、現在ではV型6気筒3500ccの
GDIエンジンだけを搭載する。このエンジンは245psの余裕のパワーを発生する。