【三菱】
【グランディス】
グランディス(GRANDIS)は三菱自動車工業が生産・販売している乗用型ミニバンである。
2003年5月のデビューであるが、元となったシャリオシリーズから数えると4代目にあたる。
日本国内向けは2009年3月で生産終了、現在は海外向け専用となっている。
シャリオグランディスの後継車として登場。エクステリアやインテリアなどには日本独特の美をイメージさせる曲線が多く用いられた。イメージカラーは藤の花をイメージしたミディアムパープルメタリックであった。デザイン開発の総指揮にはマイバッハやスバルの2代目レガシィのデザイン開発に携わった同社のデザイン本部長(当時)であるオリビエ・ブーレイ(Olivier
Boulay)が参加した。なお、この車の一部はコルトおよび6代目ランサー(中期型)のデザインのモチーフとなっていた。パワートレーンはシャリオグランディスと排気量は変わらないものの、同時期の三菱車に搭載されていたGDIエンジン(4G64、DOHC)ではなく、新開発のMIVECエンジン(4G69、SOHC)が搭載された。装備としては、3列目座席における床下収納機能が左右独立化され、メーカーオプションではグレードを問わず、エクステリアの装備やインテリアのスタイルとカラーリング、乗車定員などを自由に選択できる、コルトで先行採用されたカスタマー・フリー・チョイスが設定された。環境技術については排気ガスにおいて、国産車で3列シートを有する乗用車型3ナンバーミニバンとしては初めて超-低排出ガス(平成12年基準排出ガス75%削減)認定車種となった。
発売当初、月間3000台の販売台数を計画。広告ではデザインの美しさを前面にアピールしたものの、期待したほど受け入れられず、販売につながらなかった。好みが分かれるスタイリングや、同年に発売されたU31型プレサージュ、RB型オデッセイに代表される競合車種の登場、そして翌2004年の三菱ふそうリコール隠し問題も追い打ちをかけ厳しい販売状況となってしまった。日本向けの生産を終了する09年夏ごろには日本でのステーションワゴン型Lクラスミニバン市場自体が萎んでおり、月販わずか30数台という惨憺たる状況であった。しかし、逆に個性的な外観が海外市場では受け入れられ欧州やタイでは権威ある賞を受賞するなど海外では根強い人気を持つ。また、ベストモータリングのミニバンでサーキットを走る企画ではオデッセイとは僅差で優勝した。
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