【フォルクスワーゲン】
【タイプⅢ】
販売されていた当時にはVW1500、後にVW1600と呼ばれたが、現在では、ビートル(タイプ1)、トランスポーター(タイプ2)と411/412(タイプ4)に挟まる第三世代として「タイプ3」と総称されることが多い。
ビートルと共通の2,400mmのホイールベースに、デビュー当時としては常識的なスタイルのフルワイズ・フラッシュサイド型ボディを持ち、室内もトランクスペースもビートルより格段に広い機能的モデルであった。
総合的な完成度は一定水準以上にあったが、当時の1.5L超クラスの中級乗用車では少数派の空冷エンジン車(ヒーター機能や騒音面で主流派の水冷車に比べ劣位となる)であったことや、ラインナップに汎用性のある4ドアモデルを持たなかったことなど、戦略的な問題点もあり、同時代の競合メーカー製品を大きく凌駕するには至らなかった。一方で長年の実績によって市場から根強い支持を得ていた先輩格のビートルに取って代わる存在になることもできなかった。
ビートル風のファストバックボディを持つモデルや、世界初の電子制御燃料噴射エンジンなどを追加投入したものの、最終的にはビートルより早く生産終了することになった。
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