

キャデラック・ドゥビルは日本のみの名前であり、正式にはキャデラック・デビルであり、生産は1949年から始まり、サブネームなど名前を多少変更しながら生産されている。
名前に関しては、アルファベットのスペルと発音が日本語だと「悪魔」(日本では「デビルマン」という漫画の影響もある)という意味になってしまうので、これまでは「フリートウッド・エレガンス」や「コンコース」と別の名前を使用していたが、導入の際に日本だけ「ドゥビル」という名前が使用される事となった。
1999年、9代目デビル(日本名コンコース)の後継モデルとして日本に導入。プラットフォームは、GM Kプラットフォームを採用した。同じプラットフォームを使用しているセビルは日本やイギリス等の左側通行諸国でも販売できる様に右ハンドルを加えた世界戦略車に対して、ドゥビル/デビルは日本をはじめとしてアメリカやカナダ・中東といった一部の国々にしか販売されていない為に左ハンドルのみの販売となった。 エンジンはV型8気筒 4.6L ノーススターエンジンを搭載し、4速ハイドラマチックトランスミッションが組み合わせられる。トランスミッションはフロアタイプ(DTSのみ)とコラムタイプ(標準車・DHS)がある。また、駆動方式はFFとなる。
グレード構成は、標準車のほか、「DHS」及び「DTS」グレードが用意され、搭載エンジンのチューニングに関しては、標準車とDHSは出力重視に対して、DTSには出力・トルクともに向上された物を使用している。
日本では、1999年11月に発売された。中間グレードのDHSにナビゲーション等を備えたモデルでトランスミッションはコラムのみ導入され、エンジンのチューニングがセビルと競合する為に最上位モデルのDTSは導入されなかった。
2005年2月9日にマイナーチェンジモデルDTSが発表された。これにより約56年も続いたデビルの名前が消滅する事となった。
・キャデラックのユーザーは、「(キャデラックの霊柩車で)墓場まで乗っていく車」と揶揄されるほど高齢化が深刻であった。そのため、中途半端にユーザーの若返りを目指したために、デザインの迷走振りが否定できない。カリスマデザイナーといわれたデザイン担当副社長チャック・ジョーダンから、後任のウェイン・チェリー体制が定着した時期とも重なり、社内のデザイナーの質的低下の現れでもあることはいうまでもない。
マイナーチェンジモデルでもあるDTS以降はデザインが洗練されているのは、1998年に就任した元クライスラーのボブ・ラッツが副会長の手腕によるものである。
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