【ジャガー】
★XK
2006年7月、デビュー。コードネームは「X150」。当初はNAモデルのXKのみの発表であった。アストン・マーティンを手がけたイアン・カラムによる前衛的デザインは、Eタイプにインスパイアされたもので、ボディは非常に美しいラインを描く。Eタイプ同様ハッチゲートを持つリフトバック・ボディを採用、実際にラゲッジルームへのアクセスも向上している。XJで採用したアルミボディの技術を進化させたクラス最軽量のアルミモノコックボディは、先代モデルに比べクーペで31%、コンバーチブルで48%ものねじり剛性向上を達成した。 パワーユニットは、先代からキャリーオーバーされたV8
4.2L AJ-V8エンジン(304ps)を搭載、ギアシフトはL字ゲートのZF製6速オートマチックトランスミッションを採用する。 インテリアは人間工学に拘った設計を受け、今までの懐古主義的デザインから決別している。パネルは伝統的なバーウオールナットウッドに加え、「コンテンポラリー」なポプラウッド、そして「スポーティー」なアルミの3種類が用意される。ハンドルは左右とも設定されている。
2007年4月、過給モデルのXKRおよびXKRコンバーチブルが発表される。エクステリアでは、リアバッジとメッシュが貼られたフロントグリルで区別できる。エンジンは上記V8
4.2Lにスーパーチャージャーを搭載し、ジャガーの量産車史上最高となる426psを発生する。
やや遅れて限定仕様車であるXKRポートフォリオも発表された。このモデルは内外装および音響システムに手を加え、よりプレミアム性を高めたモデルとなっている。
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